こんにちは。今日は、GACKTさんの著書『GACKTの勝ち方』についてお話ししましょう。
GACKTさんは、ミュージシャンとしての顔が有名ですが、彼には謎めいた部分が多い。
あまりテレビには出ないし、それでもお金持ち。
いったい何をしているのだろう、と不思議に思う人もいるでしょう。
芸能人の格付けチェックで見せる音楽、ワイン、牛肉に関する知識は驚異的です。
GACKTさんがどのようにして「GACKT」という存在になったのか、その秘密がこの本には詰まっています。
この本を読むと、彼がGACKTとして存在するためにどれほどのストイックさを持っているかがよくわかります。
正直、ここまで熱心な人だとは、私もこの本を読むまでは知りませんでした。
では、そんなGACKTさんの考え方の中から特に印象に残った3つのポイントを紹介します。
それでは、始めましょう。
1. とにかく動こう
最初に紹介するのは「とにかく動こう」という話です。
GACKTさんが言うには、世の中の大半の人の思考パターンは「知る、覚える、考える、動く」という順番になっているそうです。
物事を知って、覚えてから考えて行動する。
確かに、多くの人がこの順番で考えています。
しかし、GACKTさんによれば、これが大半の人が成功できない理由だと言うのです。
では、どう考えればいいのでしょうか？
その答えは「知る、覚える、動く、考える」です。
知って覚えたらすぐに動き、行動してから考えるのです。
この違いが成功する人とそうでない人を分けるのです。
そして、この順番を頭文字で読むと「ともかく動こう」になる。
これを知った時、私も「おーっ！」と思いました。
うまく考えられていますよね。
物事を知って覚えたら、すぐに動く。
そして、行動しながら試行錯誤して考える。
例えば、あなたが何か新しいことを始めようとしているとします。
知識や人脈、戦略が整っているとしても、ただ準備しているだけでは成功は保証されません。
実際に行動している人たちは、行動しながら多くの失敗を経験し、その中でしか得られない知識やスキルを身につけています。
だから、準備だけでなく、とにかく動くことが大切なのです。
2. 自分にとって苦痛なことも意味のあることに変換する
次に紹介するのは、「自分にとって苦痛なことも意味のあることに変換する」という話です。
例えば、GACKTさんが新曲をリリースする時、多くの音楽専門誌のライターからインタビューの依頼が殺到します。
同じような質問に何度も答えることは、最初は彼にとって生産性がなく、苦手な仕事でした。
しかし、GACKTさんはその考え方を変えました。
「どうせやらなければならないことなら、それを意味のあるものに変えればいい」と考えたのです。
そして、インタビューごとに毎回話を変えるようにしました。
これを繰り返すことで、話し方が上達すると考えたのです。
また、話す内容もプライベートな考え方や人間的な部分をもっと見せるようにしました。
すると、ただ苦手だったインタビューは、GACKTさんのメッセージを発信する大切な場になりました。
インタビューを通じてファンに勇気を与え、元気づけることができたのです。
あなたにも、苦手な仕事やいやいややっている作業があるかもしれません。
私も学生時代に銀座のバーでアルバイトをしていた時、毎日ボトルを拭く作業がとても退屈でした。
しかし、ある日ウイスキーのボトルを拭きながらラベルをよく読んでみることにしました。
すると、ウイスキーにはそれぞれ歴史やストーリーがあることに気づきました。
その知識をお客さんに話すことで喜ばれるようになり、退屈だった作業がウイスキーの勉強をする意味のある時間になったのです。
あなたも、苦手なことを意味のあるものに変換してみてはいかがでしょうか。
3. GACKTであること
最後に紹介するのは、「GACKTであること」という話です。
GACKTさんはよく他人から「あー、俺もGACKTになってみたい」と言われるそうです。
その度に彼はこう答えるそうです。
「GACKTをやるって本当に大変だけど、覚悟はある？」
これを聞くと、少しドキッとしますよね。
GACKTさんは常に理想のGACKT像を追い求めるために努力しています。
スタイルを維持するために毎朝ハードなトレーニングを行い、大好きなお米は20年以上食べず、ラーメンは年に一度だけ。
そして、1日に1食という生活を続けています。
また、実業家としても多くの仕事をこなし、判断を間違えることは許されません。
まさにストイックな生活を覚悟して続けているのです。
GACKTさんは自分がこうありたいと願うGACKT像を追いかけ、そのための覚悟を持って行動しています。
私たちもダイエットをすると決意しても、数日後には好きな食べ物を食べてしまうことがありますよね。
他人との約束は守るけれど、自分との約束は簡単に破ってしまう。
なぜなら、自分との約束を破っても誰にも迷惑をかけないし、今まで通りの生活が楽だからです。
しかし、心のどこかでこのままではダメだと思うことはありませんか？
もし変わりたいと思うなら、GACKTさんのように覚悟を持って行動してみてはいかがでしょうか。
これまで3つのお話をしてきましたが、最後にこのブログのまとめです。
- とにかく動こう：考えるのは行動してからでいい。
- 自分にとって苦痛なことも意味のあることに変換する。
- GACKTであること：そのための覚悟を持ち、自分との約束をストイックにやり続ける。
これで『GACKTの勝ち方』についてのお話は以上ですが、他にも実業家としての具体的な考え方が多く書かれています。
不動産やアクセサリー投資について、GACKTさんがどうやって大金を生み出してきたかが書かれていますので、興味がある方はぜひこの本を読んでみてください。
おすすめ参考本：GACKTの勝ち方 単行本
