「常識」は、ただの“他人の期待”でできている
「男はこうあるべき」「母親はこうあるべき」「この年齢ならこうあるべき」──
そんな“べき論”、人生の中で何回聞きました?
たぶん、何百回どころじゃないですよね。
でもそのたびに、自分の気持ちより“空気”や“周囲の視線”を優先してきた。
たとえば:
- 「年相応の服装をしなきゃ」とか
- 「この歳でSNSなんて恥ずかしい」とか
- 「いい年して一人でカフェ行くなんて」とか
……いや、全部誰が決めたの?って話です。
「常識」って、よく見ると**ただの“多数派の価値観”**なんですよ。
そして、時代が変われば、すぐに非常識になる。
だったら、そんなものに縛られてるのって、めっちゃ無駄じゃないですか?
「こうあるべき」で生きる人と、「自分らしく」生きる人の違い
ちょっと厳しめに言うと、“べき思考”って、自分の人生を他人に預けてるようなもんです。
じゃあ、それをやめたら何が変わるのか?2パターンで見比べてみましょう。
✅ パターン①:「世間の期待」に沿って生きる人
- 服装・言葉・趣味すべてに気を使いすぎる
- 何か新しいことを始めるのが怖い
- 自分の気持ちより“他人の反応”が優先
- 失敗したら「恥ずかしい」で終わる
→ 外からは“ちゃんとしてる人”に見えるけど、
内側は「こんなはずじゃなかった」でいっぱい。
✅ パターン②:「型破りでも自分らしく」生きる人
- 周りと違っても気にしない
- ちょっとヘンでも“楽しければOK”な感覚
- いまこの瞬間の「やりたい」を大切にする
- 他人の評価より、自分の納得を優先
→ 外から見ると“自由すぎる”けど、
当の本人は毎日が楽しくてしかたない。
“正しさ”じゃなく、“心地よさ”で生きてる人は、年を重ねてもどんどん魅力的になります。
だって、人間の本当の輝きって、「自分らしさ」が出た瞬間だから。
「こうあるべき」を手放すための実践ステップ
では実際に、“べき思考”から抜け出すにはどうすればいいのか?
誰でもできる5つのステップを紹介します。
✅ 1. 「べき」が出てきた瞬間に“ツッコむ”
「私はこうあるべきだ」と思ったら、
「え、それって誰が決めたの?」って自分でツッコミ入れてください。
それだけで“思い込み”を疑う癖がつきます。
✅ 2. 自分の「好き」を書き出してみる
「ほんとはこうしたい」って思ってたこと、けっこう忘れてます。
服の好み、食べたいもの、行ってみたい場所──
それ、全部“やっていいこと”です。
✅ 3. 「型にハマらない人」を参考にする
・70歳でYouTuberデビューした人
・シニアモデルとして活躍してる人
・毎月ひとり旅に出てる80代
そういう人を見ると、「え、やっていいんだ!」って勇気が湧いてきます。
✅ 4. 小さな“型破り”を日常に入れる
- 髪型をちょっと変える
- 服の色に冒険してみる
- 年下の人と趣味でつながってみる
最初は違和感があっても、慣れてくると“自分らしさ”が気持ちよくなってきます。
✅ 5. 「恥ずかしい」はチャンスと捉える
“恥ずかしさ”って、実は「人と違うことしてる証拠」です。
それって逆に言えば、「自分らしさ」が出てきたサイン。
恥ずかしい=チャンス、って思えたら、もうこっちのもんです。
“自由に生きる人”が最後に笑う理由
人生の終盤に差し掛かったときに、多くの人が後悔すること。
それは、「もっと自分のやりたいことをすればよかった」ってやつです。
つまり、やらなかった後悔の方が、やって失敗した後悔よりデカい。
だったらさ、もう“正しさ”とか“世間の目”とか置いといて、
自分が「楽しい!」「気持ちいい!」って思えるほうを選んだ方が良くないですか?
周囲にどう見られるかより、自分がどう在りたいか。
この視点を持った人って、最強です。
まとめ:「“こうあるべき”を捨てたとき、本当の自分が動き出す」
✅ 「それって誰が決めたの?」を口グセにする
✅ 自分の“好き・やりたい”を見直す
✅ 型にハマらない人の行動から勇気をもらう
✅ 小さなチャレンジを日常に入れる
✅ 恥ずかしさは「自分らしさの芽」と捉える
これからの人生で大事なのは、“正しくあること”じゃない。
“自分らしくあること”です。
もう他人の期待を背負って生きなくていい。
“こうあるべき”を捨てた瞬間に、
あなたの人生はもっと自由で、もっと明るくなります。
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