「急な質問にうまく答えられない…」
「フィードバックするとき、相手を傷つけてしまいそう…」
「何をどう伝えたらいいかわからない…」
でも、それって本当に「トーク力の問題」なんですか?
実は、質疑応答やフィードバックがうまい人って、特別な才能があるわけじゃなく、ただ「型」を知ってるだけ なんですよね。
つまり、「どう答えるか」「どう伝えるか」には、決まったパターンがある ということです。
比較:「スムーズに対応できる人」と「焦る人」の違い
✅ 事前に質問を予測し、対応を考えている
✅ フィードバックの伝え方の基本を理解している
✅ 感情的にならず、冷静に受け答えする
逆に、うまく対応できない人はこんな感じ。
❌ 質問を受けてから考え始める
❌ フィードバックを感情で伝えてしまう
❌ 一方的な説明になってしまう
つまり、「準備の有無」と「伝え方の型を知っているかどうか」で、対応力は大きく変わるんです。
実践ステップ:質疑応答とフィードバックの型3選

「型を使えば対応しやすいのはわかった。でも、具体的にどうすれば?」って話ですよね。
結論、迷ったら この3つのどれかを使えば、質疑応答もフィードバックもスムーズに進みます。
型①:「結論→理由→具体例」の順で答える(質疑応答向け)
✅ まず結論をシンプルに伝える
✅ なぜそうなのか理由を説明する
✅ 具体例を1つ挙げて納得感を出す
例:
Q「このプロジェクトの成功要因は何だと思いますか?」
A「結論としては、チームワークです。(結論)理由は、情報共有が円滑だったからです。(理由)例えば、毎朝のミーティングで進捗確認を行い、問題があればすぐ解決していました。(具体例)」
これだけで、論理的かつわかりやすい回答になります。
型②:「ポジティブ→改善点→ポジティブ」の順で伝える(フィードバック向け)
✅ 最初に良い点を伝える
✅ 次に改善すべきポイントを具体的に述べる
✅ 最後にポジティブな期待を伝える
例:
「プレゼンの構成がとてもわかりやすかったです!(ポジティブ)ただ、スライドの文字が少し多かったので、もう少しシンプルにすると伝わりやすくなると思います。(改善点)全体的にはすごく良かったので、次回もこの流れで進めてみてください!(ポジティブ)」
こうすることで、相手が前向きに受け取れるフィードバックになります。
型③:「質問を繰り返す+補足情報を加える」
✅ 相手の質問をオウム返しして確認する
✅ 必要なら補足情報を加えて説明する
例:
Q「この施策、うまくいくと思いますか?」
A「この施策が成功するかどうか、ですね?(オウム返し)成功する可能性は高いですが、リスク要因として○○があります。そのため、△△を事前に対策することで、より良い結果が期待できると思います。(補足情報)」
こうすることで、相手が求める回答にしっかりフォーカスできるようになります。
応用:さらにスムーズに対応する+αテク
「型」だけでも十分対応できますが、さらにスムーズに進めるためのテクニックもあります。
✅ 「間を取る」
→ 質問を受けたら、焦らずワンクッション置くことで、落ち着いて答えられる。
✅ 「質問を受け流さない」
→ わからない場合は「すぐに答えられないので、後ほど回答します」と誠実に対応する。
✅ 「シンプルに話す」
→ 長々と説明せず、要点を短く伝えるだけで、伝わりやすくなる。
まとめ:質疑応答とフィードバックは「型」を知ればラクになる
✅ 質疑応答が苦手なのは、準備と型を知らないだけ
✅ 「結論→理由→具体例」「ポジティブ→改善点→ポジティブ」が鉄板
✅ オウム返しや間を取るなどのテクニックを使うと、さらにスムーズに進む
「質問に詰まる…」「フィードバックがうまくできない…」と悩んでいる人は、たぶん「どう話すか」で困ってるんですよね。
でも、実は「どの型を使うか」を決めるだけで、驚くほどスムーズに対応できるようになります。
だからもう、「急な質問が怖い…」とか悩まずに、この型を試してみましょう!
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