その健康法、実はあなたの寿命を削ってるかもしれません
「健康で長生きしたい」
それ自体は誰もが思う当たり前の願い。でも、そのためにやってること、もしかして“苦行”になってないですか?
朝から青汁、塩分ゼロの味気ない食事、週に何度もジム通い。なのに、なんだか毎日疲れてる。
「今日も健康のためにがんばった」とは思うけど、全然ラクじゃない。そんな人、めっちゃ多いです。
それ、もう**“健康”じゃなくて“執着”**なんですよ。
年を重ねるほど、「あれをやれ、これをやれ」と言われがち。健康情報も溢れていて、何が正解かわからなくなる。でも、だからこそ一度立ち止まって考えてみてほしい。
「それ、本当に自分に必要?」って。
「がんばる健康法」と「ゆるめる健康習慣」の決定的な差
75歳を超えたあたりから、「健康法に忠実な人」と「自分のペースで暮らす人」、この2タイプの差がどんどん開いてきます。
✅ パターン①:がんばる健康オタク
- 毎日決まった時間にストレッチ
- 食事は塩分・脂質制限ばかり
- 健康番組を見てはすぐ試す
- 結果、ストレスが増え続ける
→「健康のために我慢してるうちに、人生が楽しくなくなってる」状態に。
✅ パターン②:ほどよく力を抜いて健康を意識する人
- 食べたいものもちゃんと楽しむ
- 軽く動くけど、無理な運動はしない
- 眠れたらOK、寝れなかったら昼寝で補う
→ 無理がないから、続くし、何より気持ちが安定している。
“健康のためにやってるはず”なのに、イライラしたり、疲れたり、孤独になったりしてるなら、それはもう本末転倒。
体が元気でも、心が疲れてたら意味がない。
健康オタクをやめて、ラクに長生きする方法

「健康=努力」っていう思い込みを捨てて、“ちょうどいい”距離感を作っていく5つのステップを紹介します。
✅ 1. 健康情報を「見すぎない」
テレビ、ネット、YouTube…健康ネタって無限にあります。でも、それ全部真に受けてたら、今日から炭水化物も肉も食べられなくなる。
情報は“ヒント”であって、“ルール”じゃない。
✅ 2. 「好きなものを食べる日」を決める
毎日制限すると、反動で爆食したくなる。だったら最初から“週1で好きなものを食べる日”を作る方が、心にも体にもやさしい。
「これ食べてもいいんだ」って思えるだけで、幸福感が上がる。
✅ 3. 無理な運動より、“自然な活動量”を意識する
ジムに行くのがプレッシャーになってるなら、それは逆効果。
買い物に歩いていく、庭の草むしりをする、軽い散歩を日課にする…それくらいがちょうどいい。
「続く運動」が一番効く。
✅ 4. 「健康=正解」の思い込みを疑う
健康であることって、目的じゃなくて手段。
本当に大事なのは、“健康を使って何をしたいか”なんですよね。
元気に旅がしたい?おいしいものを味わいたい?家族と笑いたい?
“何のために健康でいたいのか”が抜けると、ただのストイックな修行になっちゃう。
✅ 5. 「体調がいい=正解」と捉える
数値が悪くても、本人が元気なら問題ないことも多い。
逆に、数値が良くても、体がだるくて動けないなら意味がない。
数字より“感覚”を信じること。特に75歳以降は、こっちのほうが正確です。
“健康”を目的にしない人の方が、実は長生きしている
意外な話ですが、ストイックに健康を追いすぎる人ほど、早死にする傾向があるというデータもあります。
理由はシンプルで、「ストレスが多い」から。
・我慢の連続
・不安で眠れない
・人付き合いも減る
こんなんで生き延びたとして、楽しいと思えますか?
むしろ、「健康?まぁそこそこ気をつけてるよ〜」くらいの人のほうが、肩の力が抜けてて、結果として元気でいられるケースが多い。
完璧じゃなくていい。60点でいい。
健康も人生も、それくらいでちょうどいい。
健康は“がんばる”ものじゃなく、“楽しむ”もの
✅ 健康情報は見すぎない、全部真に受けない
✅ 好きなものを“意識的に楽しむ日”を作る
✅ 続く運動=日常の中にある軽い活動
✅ 数値よりも「自分の感覚」を信じる
✅ 健康は目的じゃなくて「自分らしく生きるための道具」
75歳を過ぎたなら、「健康のために生きる」のをやめよう。
そして、「生きたいように生きるために、健康を使う」という発想に切り替えよう。
健康オタクをやめた瞬間、体も心も軽くなって、
ほんとうに大切なものが見えてくるはずです。
75歳からやめて幸せになること~一気に老ける人、日ごとに若々しくなる人の差 単行本