『多動力』を深掘り:「100点じゃないとダメ」って誰が決めたの?80点で回す人が、一番うまくいく理由

ビジネス

完璧主義って、時間と労力のムダじゃない?

よくいるんですよ、「もっと考えてから動きたい」とか「完璧な資料ができるまで出せない」って人。

…でも、それって時間の無駄じゃないですか?

だって、完璧を目指してる間に、世の中どんどん変わってくし、ライバルはもう走り出してるわけです。

しかも、やっと出したその“完璧なもの”がウケるかどうかなんて、結局は「相手がどう感じるか」によるし。
つまり、どれだけ自分の中で100点だと思っても、外から見たら60点だったりするわけで。

だったら最初から「80点で出す」ってルールにしちゃえばよくない?
むしろ、そのほうが動きも早いし、改善もできるし、成長スピードが段違いです。


「完璧主義タイプ」と「80点タイプ」

タイプ完璧主義タイプ80点で回すタイプ
行動スピード遅い(準備に時間かける)速い(とりあえず出す)
成功率理論的には高いけど実行機会が少ない数で当てて学ぶから実質成功が多い
成長スピード遅い(失敗が少ない=経験が浅い)早い(実戦ベースで成長)
ストレス常に「まだ完璧じゃない…」「とりあえずやった」で気楽

そもそも「完璧」って何?って話なんですよ。
たとえばブログ書いてるとして、誤字が一個あるからって読者は「こいつ最低」とは思わないでしょ。
むしろ、「毎週ちゃんと更新してくれてる方が好感持てる」ってなる。

世の中って、そんなもんです。


「80点思考」を身につけるコツ

じゃあどうやって“完璧主義”を手放して、“80点でGO”の思考を身につけるのか。

✅ Step1:期限を先に決めて、そこに合わせる

「できたら出す」じゃなくて、「この日までに出すから、それまでに仕上げる」。

そうすると、「どこまでやったらいいか」の判断軸が“時間”になるから、勝手に優先順位がつく。
完璧を目指すと、いつまでも終わらない。

✅ Step2:細部は「あとで直す」前提にする

最初から100点で仕上げようとしない。
たとえば記事なら、「公開してから3日以内に微修正」でいい。

ミスがあったら直せばいいだけ。
そのくらいの“ゆるさ”が、むしろ継続に繋がる。

✅ Step3:フィードバック=“最強のチート”と考える

完璧を目指してこもるよりも、「一旦出してフィードバックもらう」ほうが圧倒的に精度上がります。

ブログ、SNS投稿、プレゼン、全部そう。
1人で考えるより、外の声をもらった方が速いし確実。


「80点」でやり続けると最強になる理由

80点で回すと、行動量がめちゃくちゃ増えるんです。
すると、単純に“試行回数”が上がるから、成果が出る確率も上がる。

それに、「完成してないから出せない…」って人と違って、
“80点出して→直して→また出す”っていう「PDCA」が回る。

つまり、修正前提で走りながら改善する人が、一番強い。

あと、意外に思うかもしれないけど、クオリティって「出すたびに上がる」んですよ。
1回で100点狙うより、10回80点出してた方が、最終的には遥かに上のステージに行ける。


まとめ:「80点でいい」は“手抜き”じゃなく“戦略”

✅ 完璧を求めて動けないより、80点で動いた方が10倍早く成長できる
✅ 行動量が増えると、成功確率も上がる
✅ 完成よりも、“まず出す”→“直す”→“繰り返す”が最強ループ

よく「ちゃんと準備してから…」って言う人いますけど、たいていの準備って“やってからじゃないと分からないこと”が多いんですよ。

だったら最初から“とりあえず出して、走りながら整える”スタイルで良くない?

結果として、そっちの方がうまくいく確率も高いし、ストレスも少ない。

「完璧な一手を狙うより、80点を連発する人の方が強い」
これが、これからの時代の“勝ちパターン”です。

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