【この世の最強の武器】複利の力を味方につけろ!

本紹介

今回は、戦国時代の逸話を元にして、現代社会で成功するための秘訣「複利の力」について語っていく。

この話を知れば、君も複利の力を味方にして、未来を切り開くための知識を得られるはずだ。

さっそく、複利の力について学んでいこう!

そろり新左衛門と複利の威力

まずは、豊臣秀吉に仕えた新左衛門という人物の逸話を紹介しよう。

ある日、新左衛門は秀吉に褒美を求められたとき、初日は米一粒、2日目は2粒、3日目は4粒という風に1粒から始めて1ヶ月間、前日の倍の数の米粒を要求したんだ。

秀吉は安易に快諾したが、途中で慌てて別の褒美に変えたという。

この話には重要な教訓がある。

新左衛門の要求は単純に見えるが、実は驚異的な増え方をする「指数関数」というものだ。

具体的に言うと、14日目には8192粒、30日目には5億粒を超え、約200票(12トン)の米を与えることになるんだ。

このような増え方を金融の世界では「複利」と呼ぶ。

戦国武将でさえも惑わせたこの数式だが、現代社会に生きる君たちにも無縁ではない。

複利に押しつぶされるのではなく、逆に味方につけるために何を知っておくべきかを説明するぞ!

複利の力を味方につけるために知っておくべきこと

まず、家を買うときのことを考えてみよう。

家の代金は高額で、数千万円を超えることも多い。

そのため、多くの人は銀行から借金をして少しずつ返済していく。

このとき、銀行は利子をつけて貸してくる。

利子とは、元の金額に対する比率であり、金利と呼ばれる。

複利とは、元の金額だけでなく、利子で増えた分にもさらに利子がつく状況のことを指すんだ。

例えば、100万円を年10%の金利で借りたとしよう。

返済をしなければ、1年後には110万円、2年後には121万円と増えていく。

これが複利の威力だ。

現代の金融の世界では、利子は非常に重要な役割を果たしている。

利子の始まりは古代に遡り、作物の種や家畜を貸すことで増えた分を返してもらう形だった。

複利の歴史と現代への影響

複利の考え方は、14世紀のイタリア・ルネサンスで大きく注目されるようになった。

複雑化する社会の中で、金融の重要性が増し、複利も重要な概念となったんだ。

現代社会においても、複利は君たちの生活に深く関わっている。

秀吉と新左衛門の話では、1日ごとに2倍という驚異的な金利が現れた。

これは1日100%の金利だ。

現代ではこのような金利は見ないが、現実的な範囲での複利も侮れない。

100万円を年10%で借金した場合、単利なら20年後の総額は300万円だが、複利では約673万円にもなる。

これは元の借金額の6倍以上、単利と比べても2倍以上だ。

君たちには、この複利の威力を実感してほしい。

長期間での複利の力

「長期間借金するわけがない」と思うかもしれない。

では、住宅ローンについて考えよう。

日本では低金利が続いており、住宅ローンの金利が1%以下という人も多いだろう。

しかし、住宅ローンには変動金利と固定金利があり、変動金利の方が低い。

これは、金利が変動したときのリスクを君たちに押し付けているからだ。

ニュースを見ればわかる通り、政策金利の上昇が議論されている。

これにより、変動金利を選択した人は金利上昇のリスクに直面する可能性がある。

例えば、5000万円の家を金利0.7%、35年ローンで購入した場合、35年間金利が変動しなければ月々の支払いは約13万4000円、総支払額は約5639万円だ。

しかし、10年後に金利が2%に上昇した場合、月々の支払額は約15万7000円、総支払額は約6308万円と600万円以上も増える。

金融政策と複利の影響

住宅ローンの金利は、日本政府の政策金利に大きく影響を受ける。

金利が低いと企業が設備投資をしやすくなり、景気が良くなる。

逆に金利が高いと設備投資がしにくくなり、景気を冷やす。

日本は景気を良くするために低金利政策を続けてきたが、最近では諸外国との金利差による円安が問題となっている。

また、複利は増加だけでなく、減少にも影響を与える。

例えば、君たちが使っているスマートフォンの電池は、500回の充放電で80%にまで劣化する。

この劣化も複利の一例だ。

1回の充放電でわずかに劣化するが、500回繰り返すことで大きな影響を受ける。

複利を味方につける方法

ここで、複利を味方につける方法を考えよう。

例えば、広く分散された株式指数に投資すれば、長期間で年平均6%から7%のリターンを得ることができる。

これを知っておくことは重要だ。

また、学習やスキルの向上にも複利の考え方を活用できる。

「1.01の法則」を聞いたことがあるだろうか?

もし君たちが昨日より1%でも良くなろうと努力すれば、その効果は大きい。

1年間で1.01の365乗、つまり約37.8倍の成長を遂げることができる。

このように、わずかな努力でも継続することで大きな成果をあげられるのだ。

まとめ

複利の力は、戦国武将でさえも惑わせるほど強力だ。

現代社会でも複利の力を理解し、活用することで、君たちの生活を豊かにすることができる。

数式を見ただけで吐き気がする人もいるかもしれないが、多少の勉強は必須だ。

複利の力を味方につけ、成功への道を切り開いていこう!

今回はここまでだ。

さあ、複利の力を手にするんだ!

頑張れ、君たちの未来は君たちの手にかかっている。

つらいときこそ、やらなきゃいけない。

YOLO : You Only Live Once.

おすすめ参考本:ジェームズ・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣

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